君にも見える趣味の星箱庭の学園の感想

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箱庭の学園の感想

なかなかに楽しかった!



値段的にも分かる通りボリュームがそこまでないのですが、逆にいうとその点を巧く活かして、不可思議な現象に巻き込まれた少年少女たちの長くも短い1日として纏まってるのではと思えました。



それもありテンポも良くて、序盤の和やかな雰囲気を除けば終始シリアスな…それこそサスペンスモノとして余計な描写を描かずに突っ走ることが出来てました。



もし生半可にボリュームがあれば要らないところでイチャラブとかあったかもしれない。それこそ18禁なら云々。



そんな箱庭の学園の感想をネタバレありでどうぞ。




WS009087.jpg
まず結論から言ってしまうとエンドは7つあり、そのうちの3つを除けばいわゆるバッドエンドでした。



しかしその3つのうち1つもいわゆるバッドエンドに近い形であるので、「生還」したことをハッピーエンドと捉えるなら2つだけになります。



まず私自身の攻略は「共犯」→「ひとりぼっち」→「懐古録」→「きっかけ」→「怪奇七不思議」→「アレゴリー・イマージュ」→「記憶と共に」という流れになりました。



このうち「懐古録」、「記憶と共に」が前述の2つになります。省かれたのは「アレゴリー・イマージュ」。



そして綾奈で始まり綾奈で終わる、そんな箱庭の学園エンドでしたw



というわけでその流れに合わせて感想を。



まずエンドリストの並びでは4番目となる「共犯」含め共通ルートから。



物語はミナテュール祭と呼ばれる学園祭が行われる前後で展開されています。



噂話と思われた七不思議も、謎の美少女の存在や隔離された学園内、さらに突然イベントCGで現れる綾奈の水死体!と共に現実味を帯びてきます。



ただ綾奈の水死体自体は幻覚であった。数少ない主人公恭也の幻覚として…。



最初出てきた時は選択肢を樹にしていたのもあってまさにいきなりでしたので大変びっくりしました。



しかしそれはこの後の「作中では一部流血表現を含みます。苦手な方はご注意ください。」の合図でもあったのだ。



そしてそれと同時に窓が開かなくなっていることに気付かされる。この時はすべてが策略のうちかと思ってました。



その流れで莉緒が買えよTシャツでも呟いていた「あなた、もっと現実を見たほうがいい」セリフを頂きました。



その後、綾奈は無事に保健室で発見され恭也、綾奈、栖、樹の四人は一先ず莉緒と接触を図るのでした。



「思い出を殺すために」とかイマイチ説明をしない莉緒へ、とりあえず信用しない主人公もとい私・・・w



物語が進むにつれて、徐々に栖の存在や記憶の忘却、ダークザキ枠に思える樹に錯乱する綾奈と怪しげな空気になっていきました。



この時綾奈の錯乱した表情や演技にゾクゾクしました、こういう恐怖に捉われた姿ってええよねと。



一方で校長室でおなじみのぬいぐるみを手に入れた莉緒であったり、徐々に亀裂が走る綾奈と栖。



なんだかこの二人もいろいろありそうだなと思え、一先ず二人の名前が書かれた選択肢を選ぶことに。



そしたら今度は栖が錯乱し、やはり樹は主人公たちに危害を加え、挙句の果てに綾奈と良い雰囲気になってるつもりで危ない会話が展開される。



思い出を思い出していくことで徐々に壊れていく綾奈に止めとばかりに栖の変死体、いよいよ戻れなくなったところでようやく校舎の外に出ることが可能に。



しかしその時、綾奈の妖艶とも壊れてしまったが故の儚さが可憐さを醸し出したのかそんな表情で恭也を殺すのでした。



そしてエンド名が出て、タイトルに。



…なんていうか、生かされてる時は長く感じるけど死ぬ、あるいは殺されるときはあっけなくなんの躊躇もないまま終えてしまうんだなと思ったり。



あっけないからこその余韻がすごい。








WS009137.jpg

あとこういう終わり方だから、他のエンドもこんな感じかなと思ってたらそんなことなかったよ


まあ、他のはCGなしで止め刺されたからなー…仕方ないのかもしれない。



ここまでで大ざっぱに綾奈の過去が垣間見え、また樹が腹に一物抱えてて、栖はすでに死んでいた事実がわかりました。



そして選択肢を変えて「ひとりぼっち」ルートでは、栖がどうしてこうなったのが垣間見えました。



同時に綾奈が大切にしていた人形と栖がリンクしているのではということも。



そして遡って今度は莉緒と樹が云々の選択肢を選ぶとなんてことでしょう、物語の核心に近づくばかりか終焉が見えてきましたよ。



ここの選択肢を変えるだけで大きく変わるとは…。



そして徐々に莉緒の存在感が大きくなってきました、つまり出番が多くなってきた。



核心に近づくがためにまた被検体だとか、栖の正体の自白、前述ではスルーされた栖が殺されるシーンのCGイベント、莉緒がここにいる理由と盛りだくさん。



おかげで他のルートで気になった事や、今後他をする際に助かりました。



ただ残念なことに拘束された綾奈のイベントCGがなかったことと、莉緒の過去が分かったがために抱き枕カバーにやけどの跡がないことに萎えてしまった。



前者はこういう状況下だからこそ拘束されながらも錯乱する表情がみれたり、CG単品で見たら妄想が捗るがために。



後者は設定どおりじゃないがためになんだけど、もしかしたら抱き枕カバーの方は平和に暮らせた莉緒かもしれないので妄想で補うしかねぇ!?



まあそれいったら本編で太もも斬られたりするし云々。



とりあえずクールに装う莉緒も所詮は思い出を殺したためにトラウマに悩まされることない十代の女の子で心さえ折ってしまえば屈服ないしは性奴隷に出来そうって思えました。



そしてこの後樹は常時血まみれ。莉緒はしおらしくなり女の子らしい一面が見えてくるように。



物語は噴水の前に。



様々な過去の要因が今の自分たちに覆いかぶさって今に至る…わけなんですが、過去の件が簡単に流されちゃうからイマイチ乗り切れないというかもっと絶望感をくれよとか思ったり。



他のルートでも癒えたことですがそういうことがあったんだとか言われても「ああ。そうかよ!」でプレイヤーに済ませられてしまいそうなところも、もしかしたら恭也に感情移入させたいがためなのだろうか。



そしてここで選択肢があらわれるんですよ。ここで3つ中2つを選ぶと「きっかけ」エンドということで死ぬわけですが、運よく私もとい恭也は死なずにことを進めることが出来ました。



そしてどうみても致命傷だろというイベントCGと共に、この悪夢のような現実は一先ず終えることに。



結果的に無事なのは恭也と莉緒の二人だけという救いはあれど、ハッピーエンドとは一概に言えない結末に。



まあ、綾奈もすでに壊れ気味だったし樹も命を取り留めたこと自体が奇跡なわけだし。



そして出てくる莉緒のお母さん!! 声がないのが残念だ、なぜなら姿が出たということはおかずにされちゃうのだから。



娘さんと違って結構胸があるw



そして今後の顛末を聞かされた後、莉緒と良い雰囲気のまま物語は一先ず終幕を迎えました。



追憶する形で幼い頃の莉緒が恭也と綾奈と出会っていたことがわかりましたが、どうして出会えていたのかはわからない。



恐らく彼女も幼馴染だったということでしょうが、そんな記憶も忘れ去られて再び出会ったってことでしょうか。



そしてエンディングで見ることが出来なかった未来ともいえるCGが出てきて「これだよ、こういう果たせない未来が描かれるから作品内の悲劇が増すんだよ」と唸ってましたね。



ちなみに莉緒以外のエンディングではそのCGが出てこないので、作品としての正史は莉緒エンドともいえる「懐古録」なのでしょう。



一先ず物語の大体の流れを理解したことで再び戻ってみると、今度はさっき幸せの中にいた莉緒の飛び降り自殺というショッキングな流れが!?



まさか始めプレイしたルートで悪ふざけしてなかったら、初っ端からこの流れだったのかと思うと少しぞっとしました。



そして幽霊の如くとても抱き枕カバーが描かれたヒロインとも思えない姿で怨念を残したまま・・・。



何気にこの「怪奇七不思議」ルートだと莉緒以外無事っていうのが皮肉すぎる。



転校生とはいえ異端物が紛れ込んだがために、様々な結末で複数人が無事じゃなくなるという意味ではまさに。



と言っても結局何人かは行方不明になってるとの噂が流れるし、栖の安否も不明なんだけど。



綾奈が壊れずに生存確定している唯一のルート。



そして残り二つのエンドがどれなのか試行錯誤していくことに。とりあえず栖関係の選択肢ばかり選んでたら「ひとりぼっち」エンドと思いきや物語に変化が!



まさか樹が逆に変死体で見つかるとは…そして物語に影響を及ぼす彼が殺されたことで歯車が狂っていくことに。



綾奈と栖の関係が明確に描かれ、みんな壊れていくそんなルートの果てにヒロイン3人と昼食をとる恭也の姿がそこにあった。



一見樹を生贄に幸せな日々を掴んだかと思いきや、最後の文章からも鑑みてある種の永遠の時を生霊とも怨念とも捉えられる彼らが成仏できないからそういう日常を描いているのではと思えるのだ。



あれですよ、莉緒が心折れる姿がイデエンドの主人公勢を思い出すそんな「アレゴリー・イマージュ」。



アレゴリー・イマージュとはいいえて妙。



そして最後にのこった「記憶とともに」エンドがまわりまわってCGが補完されていない綾奈なのではと思えても辿り着くことが難しかったのですが。なんとか。



そこでは莉緒の弱弱しい表情と共につかまってるイベントCGが興奮させてくれました。



そして今度は綾奈の過去に何があったのかが判明していくことに。



だけど目の前の事実と相まって綾奈自身思い出を思い出せなくなっていく状態にまで陥ってしまったのだった。



ある種、忘却することで幸せを手放さなかったともいえるこの顛末ですがなんだかんだで恭也と共に生きていける未来です。



尤も二人以外全滅だけど。



そしてこのルートを迎えられたことでタイトル画面も「Thank you for complete!」という文字と共に莉緒エンドのエンディングでみせたCGが飾られます。



莉緒が小さいことよりも、もしかしたらこの5人が仲良く学園生活を送ることが出来たのではないのかと思うと胸に来るものがありますね。






総評


莉緒が皆を助けたいと発言していたけど現実は厳しかったよ。



もしボリュームがあったらご都合主義なのもあったのだろうか。



兎に角どのルートも全員は助からないという展開がいいんだ、でも一番割食ってるのが栖な感じがある。



唯一主人公と良い雰囲気になれなかっただけに。



また全ルート通ることでどうしてそこに至ったのかが大体わかるし、特に矛盾的なのも感じ取れませんでした。



ただキャラの心情とかの掘り下げの足りなさや「殺したいほどの思い出」がイマイチ本筋に関連しきれなかったかなーと。



言うならばヤプールが物語全般の敵だよと言っておきながら物語序盤でメインライターが降板したがために本来したかったことが出来なかったけど、終盤でなんとか軌道修正した「ウルトラマンA」みたいな感じであった。



活かしきれてないとも、尺が短かったから仕方がないのかとも。



話変わってりこてんてーのイラストの可愛さがこの惨劇の残酷さが際立ってると感じ取れ、新しい魅力を見つけることが出来た気がします。



もしこれでヒロインたちに部位欠損を促すCGとかあればより猟奇的に、そして惨劇感が強まったのではないだろうか。



ただ栖が綾奈の人形と絡ませるなら、その人形も栖に似せておけばよかったかなーと。



関連性が弱くなってしまった感がある。



声優陣も同人ゲームとは思えない豪華さで、特にヒロインズはファフニールでも演技してました。



莉緒を除いて狂気をはらんだ演技が冴えわたっており、さすがプロとも思えました。



莉緒がそうならなかったのは別段不思議じゃないし、そもそもそんな壊れかけた娘を送り込むなよってなるからその辺は正解かと。



結論として個人的に100点中80点くらいかなーと。



なんとなくだけど前述もそうだけど痒い所までちゃんと届いてなかった。



ゲームのシステムも既読スキップが暗黙の了解とばかりに自動ONされていたり、クリックしても音声が流れて続けたりとかそういう設定が出来なかったのもある。



それでもこれが「無人灯」デビュー作とし、今後も続けていくのならそれはそれで期待したい。



だけど安易に18禁されるとそれはそれで…って思えてしまうのが今作。



やるとしたら「アレゴリー・イマージュ」のアフターストーリーとして閉鎖された世界でイチャラブしたりする?
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